花粉症には針灸治療を

東洋医学の考えでは花粉症の発症には、患者さんの体質が要素としてかかわっています。
古代医学書に『キュウ鼻(きゅうび)』という言葉で記された疾患があり、その症状が「突然
に鼻がムズムズし、くしゃみが止まらず鼻水が流れる」とあります。したがって花粉症と
まではいきませんがアレルギー性鼻炎というのはかなり昔からあり、それに対する治療法
もかなりありました。この『キュウ鼻』と言われる花粉症、アレルギー疾患はその前提と
しては、体質・体調が悪いために体の歪みが生じ、引き起こされると考えられています。
その為、体質えお改善して症状を抑えようというのが、花粉症の針灸治療の基本です。
花粉症の針灸治療の効果については、体質改善の為の全体的な針灸治療の他に花粉症に有
効なツボを使い、週に数回針灸治療を続けると、発作が起きなくなることもあります。
針灸治療は花粉症の時期が終っても続けることが最大の秘訣です。長期間の治療を続け
ることで花粉症の体質を変えていくことができます。


花粉症の薬治療

花粉症の治療に使われるクスリには、大きく分けて3つのタイプに分けられます。

@ 抗アレルギー剤はアレルギー反応そのものを抑える薬です。このタイプの薬はその効果
   が充分に発揮されるのに、2週間位かかりますので、症状が出始める前から服用する薬です。
  
A 抗ヒスタミン剤はアレルギー反応の結果、肥満細胞より放出されたヒスタミンの作用を
   ブロックする薬です。飲めばすぐに効きますので症状が出てから使うのが一般的です。
   抗ヒスタミン剤には共通して眠気・だるさなどの副作用が見られます。
  
B ステロイド剤はいろいろな副作用をもっていますので、内服ではなく、局所に点鼻、点
   眼で使うのが安全で有効な使用法です。ステロイド剤の内服は他のすべての花粉症の薬
   が効かなくなったら1番最後に処方される薬と言われています。

※ ただし、注意をしなければならない事は薬を使うと必ず反動(リバウンド)が起こります。
   鼻の粘膜の膨張を抑える為の薬を使えば、薬が切れた時、反対に作用をする物質が大量
   に放出され、薬を使う前よちもいっそう鼻づまりがひどくなり、余計に苦しくなります。
   化学物質の均衡を人力で整えようとするのは難しいことです。針灸治療というのは、頭
   でなく、人間の潜在意識にコントロール委ねようとする治療法です。